先日4日の土曜、顔馴染みになったアンティーク着物屋さんに遊びに行く途中、
その近くの神社で骨董市が行われていたので覗いてみました。
ちょうど土曜は台風が接近していたこともあり、予報は曇りのち雨。
出ているお店も少なめで、お客さんもパラパラという感じでした。
骨董市というものを覗くのはこれが3回目。
場所はそれぞれ違うのですが、前の2回で感じたことは、
・着物のお店があっても、男物は少ない。(もしくは無い)
・あったとしてもサイズが小さい。
・値段もそれほど安くはない。
というものでした。
とは言え、せっかく来たんだから思いながら、
「男物の着物はありますか?」と聞いて廻ってみたところ。
あるお店のご主人が、
「少しならあるよ!。お兄ちゃん身長は?」
と尋ねてきたので
「170センチです。なので着物の長さは145センチ以上欲しいんですけど」
と答えると。
「何尺だい?」
と聞かれてしまった。
「何尺・・・・?えっ?」
そうなんです、着物の世界って尺貫法なんですよね。
いやぁ、まぁ、着物ですから、尺とか寸とかなんでしょうけど。
あいにく僕は戦後の昭和40年代生まれ、
尺貫法を使うことなんてまずありませんし・・。
前にどこかの着物屋さんで教えてもらった記憶が。
「確か、3尺7寸とかそんな感じです。」
と適当に答えると。
「う~ん。3尺6寸ぐらいならあるんだけどなぁ」
とご主人。
「そうですか。」(3尺6寸って?何センチなんだろ?)
と答えると。
「ちょっと待てよ。確か長いのが1つあったな。」
と探してくれました。
しばらくすると渋い墨色の紡ぎと思われる着物が。
物差し(尺貫法の)で計ってみると約3尺8寸なり。
「こりゃぁ大きい。なかなか無いよ。どうだい?着てみな。」
とご主人。
「はぁ。それじゃ。」と言いつつ鏡の前で着てみると。
裾に少し汚れがありましたが、
あれっ、いい感じ。長さもちょうど!。
でも、値段がどこについていない。
「これお幾らですか?」と尋ねると。
「そうだなぁ。5千円と言いたいけど、少し汚れてるし、
3,500円でいいよ!」
おお!3,500円!。僕は安いと思いました。
裾の汚れが少し心配でしたが、思いきって買ってしまいました。
探せば骨董市でもあるんですね。僕でも着れるサイズの着物が。
ちなみに裾の汚れは簡単に落ちました(笑)。